本屋での出会いが、感性を広げる
本のリサーチのために本屋を訪れることが増えましたが、行く本屋はいつも決まった場所ばかり。そんな私にMichikoが「Ginza Sixの蔦屋書店に行ってみたら?たぶん好きだと思うよ」と勧めてくれました。
早速行ってみたところ、そこには私の感性を刺激する本がたくさん並んでいて、まるで宝探しをしているような気分。とあるコーナーで、写真家ロバート・メイプルソープの『FLORA』という写真集が真っ先に目に入りました。ページをめくってみると、彼の世界観に「これだ!」と心が動かされました。
写真から感じた、花の無限の魅力
普段私が花を見て感じることや、生徒さんに伝えていることが、彼の写真にはぎゅっと詰まっているように思えたんです。さらに、言葉にならない私の思いすらも共有できている、という嬉しさも感じたり。それらをひっくるめて、こんなにも美しく、印象的に表現できるなんて!この写真集を通じて、「一輪の花にも無限の魅力がある」ということを改めて感じました。そして、それをどう伝えるかが私の仕事なんだ、と背筋が伸びる思いがしました。
これまで私にとっての本屋は、どこにでもある「普通の本屋」でした。でも、本屋にも個性があり、それぞれに違った魅力や世界が広がっているんですね。Ginza Sixは、開店当時に一度お茶をしに行ったきりで館内の記憶はなかったのですが、久しぶりに訪れた館内にはヤノベケンジさんの作品が展示されていて、自然とアートの世界に引き込まれるようでした。そんな空間にいるだけで感性が磨かれる気がして、とても心地よかったです。
視点を変えると、世界が広がる
この経験を通じて、「花を見るときの視点」について改めて考えさせられました。生徒さんにも、「普段見えているものの外側にある魅力を見つけることの楽しさ」を感じてもらいたいと思っています。一輪の花の表情や形、色の美しさにじっくり向き合うことで新しい発見が生まれる。そんな時間をレッスンを通じて生徒さんにも体験していただき、自分の感性や発見を楽しむひとときになれば嬉しいです。
世の中にはまだまだ知らない世界がたくさんあります。その中で巡り合ったものとのご縁が、新しい化学反応を生むのだと思います。だからこそ、時には普段見えていない部分に目を向けること。それが、自分の感性や日々の暮らしを豊かにしてくれるのだと改めて感じた、宝物と出会う喜びでした。
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