ずーっと気になっていたルイヴィトン財団美術館「Fondation Louis Vuitton(フォンダシオン ルイ・ヴィトン)」にやっと行けました。
「センスの良さ」レベルがすごい!
ここで息をするだけで、「ルイヴィトンな人」になれました。
今回もFlower’s & Co.ことり先生とお届けします。
以下、そんな様子を写真でとうぞ〜。
パリ18区・ルイヴィトン財団美術館で美術鑑賞&ランチしてきました
ルイヴィトン財団美術館とは?
ファッションブランド、ルイ・ヴィトンの財団が2014年に開館した美術館です。
現代アートを中心とした作品展示のほか、コンサートやイベントが開催されています。
場所はパリ西部16区、「ブローニュの森」の中。
子ども用の遊具や動物園が整備されたアクリマタシオン庭園(Jardin d’Acclimatation)に、どどーんと現れる奇抜な形の建物が現れます。
この建物を設計したのはフランク・ゲイリー。
スペイン・ビルバオのグッゲンハイム美術館分館、アメリカ・ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホールをはじめ、世界各地で活躍する巨匠なのだそう。
神戸のメリケンパークに立つ鯉のオブジェ「フィッシュ・ダンス」も彼の設計です。(監修は安藤忠雄!)
企画展「CHARLOTTE PERRIAND: INVENTING A NEW WORLD」
2019年10月2日〜2020年2月24日までの企画展示は、パリ生まれの建築家・デザイナー、シャルロット・ペリアンの回顧展。
19世紀から20世紀は、戦争があったり、技術や経済が発展して、ものの見方や価値観が大きく変わりました。
そんな激動の真っ只中に活躍した彼女の建築やデザインも、時代の流れをくんだもの。
当時は新しい素材だった、鉄やアルミニウム、ガラスを用いたモダンなプロダクトを生み出しました。
所属していたル・コルビュジエのアトリエで一緒に働いていた坂倉準三や柳宗理の推薦があり、商工省の「輸出工芸指導顧問」として来日。海外で販売する日本の工芸品の改良、指導を任さたことも。
民藝運動にも参加していたそうですよ。
日本の竹工芸を現代の感覚と結びつけた「竹製シェーズ・ロング」は、当時の日本のデザイン界に深い印象を与えました。
龍村美術織物の織物と竹のすだれ
第二次世界大戦時の「パリの解放」の後、最小限の空間と家具や建築、芸術が密接な関係にあることにアプローチ。
1955年には東京で「芸術の綜合への提案―コルビュジエ、レジェ、ペリアン3人展」が開催。
コルビュジエやフェルナン・レジェ、ピエール・ スーラージュらを呼び集め、絵画やタペストリーと家具、建築を組み合わせたデザインを発表しました。
機能美の家具。
偉くなったらコルメにもこんな個室が欲しいなあ。
パリ・ユネスコ庭園内にしつらえられた「茶室」の再現。
四畳半の茶室とモダンな水屋。
茶室内のお点前の様子ビデオ。
屋上テラスの鉄骨はマニア垂涎
パリの景色が一望……できてない!?
一つ星シェフのレストラン「 LE FRANK (ル・フランク)」で、うみゃーエビふりゃー
フランクゲーリーにちなんだLE FRANKは、パリの一つ星レストランのオーナーシェフ、Jean-Louis NOMICOS ジャン=ルイ・ノミコスが手掛るレストラン。
彼はアラン・デュカスの愛弟子なんだそうな。
ルイヴィトンのルーツ、旅行用トランクがレストランの入口に。
日本人で初めてルイヴィトンを購入した人は「板垣退助」らしいです。(諸説ありますが、現在確認できる一番古い人物だそう)
窓の外はアクリマタシオン庭園。
孔雀がふつーに歩いていました。
この日のランチは「CASCADE(カスカード・滝)」と名付けられたセットメニュー。
鯛の乗ったキヌアサラダ、エビで出汁をとったカレー風味のスープ、鮭のタルタル、tempuraと書かれたエビふりゃー。
鯉の滝のぼりもとい、エビフライの滝のぼり!?
ランチタイムは平日でも混雑するので、開店10分前の12:20には入り口で並んでおくと安心です。
ルイヴィトン美術館へのアクセス
メトロ1番線「Les Sablons」駅から徒歩20分。
行きは歩いて向かったのですが、「けっこう歩くなー」という印象でした。
凱旋門からシャトルバスが出ています。
シャトルバスのバス停は、凱旋門すぐそば(Avenue de Friedland)のメトロ入り口にあります。
料金は2ユーロ、時間間隔は20分。
美術館の入場チケットを提示しないとこのバスには乗れないので、利用の際は事前にネットで入場券を購入してくださいね。
一日かけてじっくり回れる美術館
ルイヴィトンというブランドがそうさせるのか、ここに来ている人はファッショナブルな人率高めでした。
スタイリッシュな建物の中で、選びぬかれたアートを鑑賞して、おしゃれなエビふりゃーを食べたら私もあっち側(ファッショナブル側)の人になった気になりましたよ。
いやあ、ボリューム大の展示に、美味しい食事。パリの景色も楽しめて、大満足のルイヴィトン財団美術館でした。
ルイヴィトン財団美術館 基本情報
【Fondation Louis Vuitton(フォンダシオン ルイ・ヴィトン)】
住所
8 Avenue du Mahatma Gandhi 75116
営業時間
月水木・11:00〜20:00
金・11:00〜21:00
土日・10:00〜20:00
火休み(ホリデーシーズンは火曜開館)
ウェブサイト
https://www.fondationlouisvuitton.fr/en.html
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