2025年10月レッスンレポート 秋のバラに触れて見つめた、しなやかな強さ

10月は、毎年恒例の秋のバラレッスン。
同じ花を扱っていても、テーマが変わると不思議と印象が変わります。
バラという花は見るたびに違う表情を見せてくれるんですね。
だからこそ、毎年この季節が待ち遠しいのです。

今年のテーマは「強い女性」。
テーマを考えていた時に、ニュースで見かけた女性政治家の堂々とした姿でした。
まっすぐな言葉、凛とした立ち姿。あの瞬間に感じた外に向かう強さ。
そして対照的に、映画『キャロル』のケイト・ブランシェットが演じる主人公のように
静かに自分を貫く内に向かう強さ。
どちらも女性らしい美しさを宿していて、
「強さにはいろんな形があるな」と改めて感じたのです。

秋のバラは、春よりもゆっくりと咲き、色も香りも深みを増していきます。
その姿はまるで経験を重ねて内側から輝く女性のよう。
ゆったりとした時間の中で、花が自分らしく咲くことを許されているような気がします。

レッスンでは、いつもと少し違うバラの品種に戸惑いながらも
花に触れているうちに自然と手が動き出し、
気づけば皆さん、のびのびと束ねていました。

束ねながら「強い人って、どういうことなんだろう?」という話題から
自然と深い会話が生まれました。
「生き物と触れ合うと、無償の愛をもらってる気がする」
「木って言葉はなくても、ずっと見守ってくれてる感じがする」
そんな言葉がぽつぽつと出て、みんなで静かにうなずく時間。
秋の光の中で心がほぐれていくのを感じました。

そして、私自身もあらためて思ったことは
バラってやっぱり特別!
幾重にも重なる花びらを見ていると、自然と引き込まれてしまう。
香りの奥行き、形のバランス、ひとつとして同じものがないその存在感。
ノーブルでありながらチャーミングで、強さとやさしさをあわせ持つ。
まさに“女性そのもの”のような花だと思います。

同じバラでも、毎年テーマが違うだけでこんなにも新しい発見がある。
花はいつも同じでいて、私たちが変化しているんですね。
だからこそ、何度でも出会い直せるのかもしれません。

あなたの中にある強さは、どんな色や形をしていますか?
花と向き合う時間が、その答えをそっと教えてくれるでしょう。

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この記事を書いた人

KOLME姉。東京都出身。幼い頃より日本舞踊から茶道、華道を習い、日本の伝統美に触れる元・三味線奏者のパリスタイルフラワーアーティスト。責任感が強く面倒見の良い親分気質、思い立ったら即行動の情熱家。好きなものは、美容・宝塚・JALマイル計算。