昨夜のドタバタが、うそのような朝
ローマからの移動でぐったりしていた昨夜とは打って変わって、静かな朝を迎えました。
空港内のホテルの窓から見えるのは、行き交う飛行機と滑走路。
ただそれを眺めているだけで、心と体がじんわり癒されていく。
13時ごろアパルトマンに着けば良かったので、朝はゆっくり。
1階のカフェで朝食をとって、再び部屋に戻り、飛行機を眺めながらコーヒーを飲む。
こんな時間って、ほんとうに贅沢!
「帰ってきた」感覚を運ぶタクシー
パリ市内へはホテルで呼んでもらったタクシーで。
配車までに結構な時間がかかったうえに
大型バンが来てしまい、快適ではあったけれど、想定以上に高くつきました。
「これならターミナルのタクシー乗り場まで行けばよかったかも…」と反省。
空港ホテルからパリ市内に移動するというのは、すごくレアなシチュエーション。
パリにいながら、どこか別の場所にいるような、不思議な感覚でした。
でも、見慣れた道を通って街へ近づくにつれて、「ああ、帰ってきたな」という気持ちがふくらんで、
高速を降りて街中に入るころには、嬉しさが胸いっぱいに!
たぶん、実家に帰るときってこんな感じなんだろうな。(うちは近すぎて味わえないけれど。)
アンヴァリッドの空と芝生と、今年のアパルトマン

滞在先は、去年と同じ左岸のアンヴァリッドエリア。
今回は前回のアパルトマンが予約で埋まっていたので、近くで新たに探しました。
到着してまず感動したのが、エレベーターがあること。
大きなスーツケースを運ぶには、これがあるとないとでは全然違います。
目の前には、芝生が広がる優しいアンヴァリッド公園。
右手には、黄金のドームを持つ荘厳な教会。
このエリアは美術館も多くて、ロダン美術館やオルセーにもすぐ行けるし、
サン・ドミニク通りやユニヴェルシテ通りを歩けば、
ビストロからブティックまで心くすぐるお店が並んでいます。
パリが好き!と感じられる場所って、人それぞれだけれど、
私はやっぱり、左岸のこのエリアが落ち着きます。
まずは整える、私たちの空間
部屋に入ってまずするのは、掃除とちょっとした模様替え。
ここで1週間お世話になるので、快適に過ごせるように整えます。
旅の荷物を片付けて、お茶を飲みながら一息つく。
そして、暮らしに欠かせないものたちを買いにレッツゴー!

スーパーでヨーグルト、チーズ、ハム、飲み物など。
パンはブーランジェリーで、
お惣菜は、商店街の各国料理屋さんで選ぶのが毎年の楽しみ。
レバノン料理やモロッコ料理は、日本ではあまり食べる機会がないので、ここぞとばかり食べたくなります。
今年はスーパーで野菜と果物を買ったけれど、それでも十分美味しいです。

そして、もちろん花を買うことはマスト。
花があると、パリでの暮らしが始まった気がします。
パリの食卓と、体の変化

顔なじみのお店のご夫婦が、私たちのことを覚えていてくれたのがとても嬉しかったです。
滞在中、何度か立ち寄って、おしゃべりして、
そんなちょっとしたことが旅の印象をあたたかくしてくれます。
それにしても、パリの食べ物はとにかく美味しい。
野菜でもパンでも、なんでもないものがちゃんと美味しい。
おそらく、農薬や保存料などが日本より少ないからだと思うけど、
食べているうちに、どんどん体が軽くなるのを実感するんです。
代謝が上がるというか、デトックスされていくような感覚。
だからまた、ここに帰ってきたくなるのかもしれません。
暮らすように旅をする、という言葉があるけれど、
私にとっては、「整えることで旅が始まる」ような気がしています。
明日からのパリの日々が、どんな風に展開していくのか。
ゆっくり綴っていきますね。


