こんにちは。
KOLME妹・Michikoです。
パリ研修2023年の花屋さんめぐり、最後の3件目になりました。
今回ご紹介する『Rosa Luna ローザ・リュナ』は、ボンマルシェの近くの花屋さんです。
ここを知ったのは婦人画報のウェブサイトです。
「左岸マダムが御用達にしてそうだな〜」という予感がしまして、行ってきました。
ダークトーンの店内や選びぬかれた旬の花々に、大人の洗練が凝縮されていましたよ〜。
というわけで、本日はRosa Lunaの模様をお届けします。
Rosa Luna(ロザ・リュナ)に行ってきた
Rosa Lunaは、メトロ12番線のRude du Bacリュードゥバック駅とSavre Babyloneセーブル・バビロン駅のちょうど真ん中くらいの場所にあります。(どちらの駅からも徒歩3分ほど)
ラスパイユ大通りに位置し、ケーキ屋さんHugo Victor(ユーゴビクトール)の1ブロックとなり。
まさに左岸の一等地です。
お店の外に並べ得られた黒いガーデンテーブルの上には、植木やミニブーケがたくさん。
街歩きの途中にこんなに素敵なブーケを見つけたら足を止めてしまいますよね。
明るさを落とした店内の中央にはたくさんの切り花が、左右の壁には作業台が置かれておりアトリエのような雰囲気。
来店したときは、片方の台には製作途中と思われる幅80センチほどのオアシスに挿した白い花とグリーンのアレンジメント、反対側にはブーケがありました。
ショーウインドウに飾られていたこちらのブーケに近いテイストで、新たにブーケを束ねてもらいました。
ブーケを束ねてもらった
できあがったのがこちら。
シャクヤクとスイートピーの季節が一緒になるって、日本の気候とはぜんぜん違うんですね〜。
ブーケを包む紙は黒い厚紙と白い薄紙の二枚使い。
中央部分にクシャッと寄せた白い薄紙を重ねて、ショップカードがパールのついたまち針で留まっていました。
リボンの結び目に添えられたアジサイの小枝が目を引きます。
ホテルの部屋に飾ってみました。
ピンクの着色のカスミソウも入っていたんですね。
同系色でまとめるブーケってコンサバ&クラシックに傾きがちなのですが、意外性のある花材(ここだとカスミソウ)が加わることでお茶目さが出ています。
う〜んこの感じ、左岸の人の装いと同じだなあ。
「左岸らしさ」を分解してみた
左岸はセーヌ川の南側、官庁街や大学、美術館、歴史的建造物が点在するエリアでして。
古くから知識人や芸術家が暮らしてきたというお土地柄か、左岸のファッションは流行に左右されないクラシックスタイルが特徴なんですね。
例えば、素材や仕立ての良い定番アイテムときれいな色のスカーフやユニークなアクセサリーを組み合わせたり。
ベーシックにさり気なく個性をプラスする感じです。
このファッションの傾向は花屋さんにも見られます。
古き良きパリの伝統に沿った店構えや品揃え+軽やかに光るフローリストの個性のミックス感覚、知性や上品さ、お茶目さを感じさせまして。
その絶妙な混ざり具合つまり「洗練さ」が左岸にらしさなのかなと。
で、左岸らしさを分解して数式にしてみると、こんな感じかなあ。
左岸の魅力=洗練さ
洗練さ=バランス感覚
バランス感覚=(クラシック+個性)÷(知性)
つまり、左岸らしさを身に着けたかったら、
・クラシック(古典、名作)を知る
・自分の個性を知る
・知性(物事を知り、考えたり判断したりする能力)を身につける
ってことか!
ひいいい!先は長いです。。。
【Rosa Luna】
ロザ・リュナ
住所
24 Bd Raspail, 75007 Paris
メトロ12番線Rue du Bac、Savres Babylone
営業時間
月火水木金土 10:00〜19:30
日 10:00〜14:00