「楽しい花時間♪」をモットーに、テクニックと感性をバランスよく使った作品づくりをするレギュラーレッスン。
パリ研修直後の5月レッスンは、いつもよりお伝えしたいことが盛りだくさんの内容となりました。
では、今月のレッスンレポートをお届けいたします。
8分咲き以上の花は価値が低い?
お花屋さんで花を買う時に、咲き具合がどれぐらいのものを選んでいますか?
多くの人が、開花前後のものを選ぶのではないでしょうか?
また、お花屋さんにもそれぐらいの状態の花が店頭に並んでいる印象です。
今回のパリ研修で、一番インスピレーションを受けたお花屋さんアローム パリ。
満開の花々が並んだ店内と、それを束ねてお客様に提供している光景を目の当たりにして驚きました。
日本のお花屋さんで、満開の花が売られているのを見ることはあまりないと思います。
仮にあったとしても「見切り品」扱いで、ひっそりと置かれていたような。
なので、満開の花は蕾よりも価値が低い、とどこかで思い込んでいました。
花の寿命を考えたら、お家で長く楽しめる方がいいですよね。
でも、それが理由でブーケを束ねる時の花材に優劣をつけるのは、話が違うのではないかと。
レッスンで作るブーケは、基本的に、今のありのままの花材を最高の作品に仕上げることなので、「あ〜、今日の花材はハズレだわ・・・」などとネガティブに思わないでいただきたい。
花を愛する私たちが率先して、ありのままの状態を愛でることを楽しみましょう!ということを、第一にお伝えしました。
今を目一杯味わう
花の持ちのことを考えない(心配しない)だけで、見える世界がガラリと変わります。
今、目の前の咲き誇っている花を、さらに美しく見せるにはどうしよう?と、感性が刺激されます。
花を観察して、花と対話して、気持ちよく束ねてくださいね。
今月の花材
・芍薬(エッヂドサーモン、コーラルチャーム、ピンクハワイアンコーラル、夕映、ルーズベルト、ゴールデンラズベリーローズ)
・ホワイトレース / オルレア
・アルテミシア
・ベビーハンズ
・シモツケ
花を持っている人に声をかけよう
今月の宿題は、花を持っている人を見かけたら「素敵な花ですね。」「きれいですね。」などと、最低一人以上に声をかけることです。
目的は、多くの人に「花っていいな。」を実感してもらうこと。
若い男性だったら、ひょっとしたら花を持っているのが恥ずかしいかもしれません。
でも、「素敵ですね!」なんて声をかけられたら、恥ずかしさよりも嬉しさの方が勝って、また花を買いたくなるかもしれません。
それに、声をかける人もかけられる人もHappyな気持ちになると思うのです。
実際にパリではブーケを持っていると、素敵な人から「そのブーケ美しいわ。どこで買ったの?」などと声をかけられます。
ちょっとしたコミュニケーションでと〜っても幸せな気持ちになります。
まさにプライスレスですね。
何十万円もするブランドものを持つよりも低コストで多くの人がHappyになるブーケって、スゴくないですか?!
日本でも、花っていいな。をもっと多くの人に実感してもらえるように、花を愛する私たちが積極的に動いていきませんか?
まずは宿題として第一歩を踏み出していきましょう。
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