「ダラダラした時間がもったいない」って思っちゃうのはなぜ?

先週のとある日の反省。

「なんか、もったいない時間を過ごしちゃったな…」

午前中にイベントの告知ページを完成させて、達成感に浸った後。
なんだかダラダラと電子書籍を眺めたり、意味もなくインターネットを見たり。

特に学びがあるわけでもなく、感動するわけでもなく。
ぼんやりと文字情報を追っているだけで、時間が過ぎちゃったんですよね。

やってしまった……。

でも、なんでこんな罪悪感を覚えるんでしょうね?

目次

罪悪感の正体を探ってみた

後日、図書館に寄った時、「ハーバード式休養メソッド」みたいなタイトルの本がたまたま目に入ったんです。
その瞬間、ピンときました。

「あ、これが原因だ」

頭の中で、こんな自動思考が働いていたんですね。

「休み=ダラダラ休まずに、積極的休養を取るべき」
「時間は有効活用しなければならない」
「休み方すら最適化すべき」

効率と成果を重視する考え方が、無意識に私の中で「ダラダラ時間はダメ」という判断を下していたんです。

実は、世界では違う考え方も広がってる

でも、最近は西洋でも「マインドフルネス」や「セルフコンパッション」という考え方が注目されています。

これらって、実は東洋の「無為自然」や「ただ在ること」とつながっているんです。

東洋の「間」という概念。
ぼーっとする時間、何もない空間にも深い意味があるという考え方。

禅の「ただ座る」という教えも、目的を持たない時間の価値を教えてくれます。

そして、現代の心理学でも「何もしない時間」が創造性や心の回復に重要だということが分かってきています。

つまり、私のダラダラした午後は、決して「無駄な時間」ではなかったのかもしれません。

体と心が自然に求めた、大切な休息の時間だったのかも。

どちらも大切にしてみたら

生産的でありたい自分もいる。
でも、ダラダラしたい自分もいる。

どちらも本当の私です。

効率を重視する視点も大切。でも、自然なリズムを大切にする視点も同じくらい価値がある。

「私はできないタイプ」と自分を枠にはめるのではなく、「今の私には、こんな休み方も必要なんだ」と受け入れてみる。

複数の、時には矛盾する価値観を抱えながら生きるって、とても人間らしいですよね。

「中庸」というバランス

儒教には「中庸」という美しい言葉がありますよね。
偏りすぎず、極端に走らず、ちょうど良いバランスを取ること。

もしかして、あなたも「最適化」のプレッシャーに少し疲れていませんか?

でも、それと同時に「何もしない不安」も感じているかもしれませんね。

ダラダラした時間に罪悪感を感じたら、こう考えてみてください。

「これは、私の体と心が休息を求めているサインかもしれない」

効率も大切。
でも、自然なリズムも大切。

どちらか一方に偏るのではなく、両方の良いところを取り入れながら、自分らしく「中庸」の状態を保てるようになりたいですね。


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この記事を書いた人

KOLME妹。東京都出身。webデザイナー兼プログラマー発、アパレル経由、KOLMEの裏方兼フォトグラファー(何でも屋)。DIY好きのマイペース人間。好きな場所は、杉並区中央図書館・国立民族学博物館・八食センター

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