クロード・モネの家と庭を見学してすぐにパリに戻るのはもったいない!
せっかくジヴェルニーに来たのだから(しかも時間制限のあるツアーでなく個人手配)、村の中をもっと回りたい。
なんならピクニックしながらお昼ご飯を食べたい〜。
ということで、散策&ピクニックをしました。
童話の世界に入り込んだような村の風景には、パリとはまた違った愛らしさがあふれていましたよ。
それでは、その模様をおとどけします。
ジヴェルニーの村散策
クロード・モネ通りに面して、クロード・モネの庭と家をはじめとする散策スポットが並んでいます。
通りの大きさは、長野県の奈良井宿や愛媛県の内子町といった宿場町の道幅の2倍といったところでしょうか。
石造りの塀が続き、晴れ渡った青空の下で一層その美しさが際立ちます。
この雰囲気は、沖縄の竹富島にも通じるところがあります。
(写真や映像でしか見たことはありませんが……)
帽子が欲しくなるほどの日差し。
ジヴェルニーの見どころは、やはりクロード・モネの庭と家。
それに加えて、モネの美術館や小規模なギャラリー、博物館も点在しています。
また、アンティークショップやカフェ、雑貨屋さんなども周囲に散らばっており、散策の楽しみが尽きません。
シャンブルドット(民宿)も2、3軒あり、なかには馬舎が併設されているところも。
高層ビルもコンビニもない村の夜、きっと星が美しく見えるでしょうね。
家々の窓にはゼラニウムの鉢植えと白いレースのカーテン。
パリのアパルトマンの窓辺でもおなじみの2つセットですが、外壁や屋根が違うと、絵本から飛び出したかのよう。
こんな風景に囲まれていると、はるばる日本から来たものだ〜と実感します。
ランチは草原でピクニック
公園でピクニックを楽しむ人たちをパリで見かけて、いずれはやってみたいな〜と思っていたのですが、寸暇を惜しむ旅のスケジュールでは実現がなかなか難しくて。
日本で調べていた時に「ジヴェルニーの村にはピクニックができる広場があるらしい」という情報をネットで発見し、ひらめいちゃったんですね。
ジヴェルニーに行ったら、お昼ご飯はレストランではなくピクニック一択!
と。
ざっくりとしたネット情報を頼りに、教会の裏手に広がる公園を目指しました。
ここはクロード・モネの家と庭から10〜15分ほど歩いた場所にあります。
しかし途中で、私道なのか歩道なのか見分けがつかない道に迷い込んでしまい、結局、歩道の端でピクニックすることに。
草むらに敷物を広げて、キャンプのような雰囲気を楽しむことにしました。
(頭の中では、水曜どうでしょうの「ここをキャンプ地とする!」というセリフが脳内再生)
日光浴まっただなかの馬
ピクニックするなら、コレを持っていこう
- 食料
ジヴェルニーの駅前にもパン屋さんがありますが、電車の到着からシャトルバス発車までの時間が短いため、事前に準備するのが無難かもしれません。
私たちはパリのサン・ラザール駅でサンドイッチとサラダ、飲み物を調達しました。
行きの列車の時間帯が午前8時台だったため、駅のパン屋は朝食用のパンが中心でサンドイッチの選択肢は限られていました。
次回チャンスがあれば、アパートでサンドイッチを作って持っていくだろうなあ。 - 敷物
地面の湿気や虫から身を守るために敷物は必須。
今回は家にあった厚めの布を持参しましたが、レジャーシートがあるとより便利です。
葉っぱの上に座り込むと、目線の先の草むらにはカタツムリが2〜3匹、足元には小さなバッタやアリの姿がちらほら。
ここは彼らのホームグラウンドですからね。
わかっちゃいるけれども、ドキドキしてしまうのが都会の民ですよ。
ありのままの自然を受け入れて一体になるっていうのは、一朝一夕では厳しいですね〜(虫耐性低め)。
とはいえ、鳥のさえずりや風に揺れる葉の音、そんな中で食べるお昼ご飯は最高でした。
食後、キャンプ地から少し歩いたところで平らな原っぱを発見。
ここに敷物を広げ、靴下を脱いで寝転がると、1時間ほど熟睡してしまいました。
極楽!
どこでも眠れるスキル、バンザイ!
※なお、Google Mapで示されていた公園の所在は、いまだに不明です。
バスの時間までカフェでおやつタイム
ピクニックを楽しんだ後、帰りのシャトルバスまでの時間があったので、村のカフェでお茶をすることに。
クロード・モネ通りのホテル併設のカフェに入り、コーヒーとデザートを注文しました。
木陰のテラス席は涼しさを通り越して少し寒いくらいでしたが、ウインドブレーカーを持っていて助かりました。
Michiko注文、カフェ・グルマン。
コーヒーと一口サイズのお菓子が盛り合わせになった一品。
Kazuko注文、プロフィットロール
見た目のボリュームは相当ですが、ペロリと完食できてしまう旅マジック。
周りにはフランス語だけでなく、英語や中国語なども聞こえ、世界中から観光客が訪れているのが分かります。
シャンペトルブーケがイメージする、村の景色
広い空、空間の広さ、生き生きとした花と緑。
ジヴェルニーの村は、豊かな自然とのんびりとした雰囲気に満ちていて、とてもリラックスできました。
手を伸ばせばすぐに草花がある、こんな場所で過ごしていたら、シャンペトルブーケの素朴さやひなびた感じ、野の空気感というものが体に染み込んでいくのでしょうね。
春から夏にかけて、特に夏のバカンスシーズンは花も緑も見頃で最高だろうなあ。
モネの家と庭が閉館する12月から3月までの時期というのも、寂れた雰囲気がありそうでちょっと興味があります。
以上、ジヴェルニー日帰り旅行について、前半と後半に分けてお届けしました。
のどかな村の中にも、フランスのお洒落さ、センスがいっぱい詰まっています。
このレポートをとおして、実際に訪れたくなるようなインスピレーションを得ていただければ幸いです。
パリへご旅行の際は、ぜひジヴェルニーまで足を伸ばしてみてくださいね!
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