シャッターを切る前の、数秒間

生徒さんが束ねたブーケを、写真に撮るとき。
カメラを構えてから、シャッターを切るまでの数秒間が、なんだか好きなんです。

ファインダー越しに見る花は、肉眼で見るのとちょっと違う。
余計なものが消えて、その花だけがそこにある感じ。

「あ、これだ」って思う瞬間

光の角度が変わって、花びらの質感が浮かび上がった瞬間。
葉の影が、ちょうどいい場所に落ちた瞬間。
そういう時に、「あ、これだ」って思うんです。

なぜこれが美しいのかは、うまく説明できない。
でも確かに、「これだ」って感覚がある。

面白いのは、後で写真を見返すと、あの時感じた「これだ」の感覚が、必ずしも写真に写ってるわけじゃないんですよね。
むしろ、「あれ?こんな感じだったっけ?」ってなることの方が多い。

写真を撮ることって、単に記録に残すだけではない

カメラを構えてる数秒間は、ただ単に花をじっと見てる時間なんですよね。
花びらの重なり方とか、茎の曲がり具合とか、そういう細部をちゃんと見てる。

良い写真が撮れたかどうかは、正直どうでもよくて。
むしろ、シャッターを切る前のあの数秒間に、何かを感じられたかどうかの方が大事。

まあ、そんなことを考えながら、今日も撮ってます。


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この記事を書いた人

KOLME妹。東京都出身。webデザイナー兼プログラマー発、アパレル経由、KOLMEの裏方兼フォトグラファー(何でも屋)。DIY好きのマイペース人間。好きな場所は、杉並区中央図書館・国立民族学博物館・八食センター