「フィガロの結婚」鑑賞レポ|ケルビーノに学ぶ恋の純粋さとオペラの魅力

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若手歌手のフレッシュな歌声に心が躍る「フィガロの結婚」

新国立劇場の中劇場で開催されたオペラ「フィガロの結婚」の公演を観に行きました。
オペラ研修所の若手歌手たちのフレッシュな歌声を全身に浴び、心が弾むようなひとときを過ごしました。
やはりこの演目は、ストーリーも音楽も素晴らしく、何度観ても飽きることがありません。
正直、スケジュールが合えば全日鑑賞したいくらいです。

ケルビーノ、推しキャラ認定!?恋に落ちすぎる男の魅力

今回の「フィガロの結婚」で、私の心を鷲掴みにしたのは…ケルビーノ!
彼のしょーもない女好きっぷりが、もう愛らしくて仕方がないのです。推しキャラ認定です(笑)。

ケルビーノといえば、「恋とはどんなものか」というアリアが有名ですが、この軽やかなメロディーが流れると「君ったら、本当に恋に落ちすぎ!」とツッコミを入れたくなります。
彼は恋愛偏差値が低すぎるのか、それとも天性のモテ男なのか…?
とにかく、目の前の女性に全力で恋してしまうキャラで、周りのことはまったく気にせず、欲望の赴くままに突っ走る姿が最高に自由。
純粋に恋に生きるって、ある意味ではすごく正直な生き方かもしれません。私も彼のように、ときめく感情を美しいアリアに乗せて、さらりと歌ってみたい!

「フィガロの結婚」は恋愛カオス劇!?オペラのドタバタ感が面白い

考えてみれば、フィガロの結婚って、実は恋愛カオス劇。
伯爵はスザンナを狙い、伯爵夫人は報われない愛に悩み、フィガロは策を巡らせ、そしてケルビーノは誰にでもときめく(笑)。
オペラって高尚なものと思われがちですが、こうやって見ると、実際は人間臭くてドタバタな話が多いんですよね。この視点で観ると、ぐっと親しみが湧いてきます。

「恋に落ちすぎる男、ケルビーノ。あなたの周りにもいません?」

こう書くと、現代にもいそうなキャラクターに感じませんか?
オペラの登場人物たちは、意外にも私たちと変わらない悩みや感情を抱えているので、ちょっと視点を変えるだけでぐっと身近に感じられるのが面白いところです。

オペラの醍醐味は「生の声」!劇場全体を包み込む感動体験

そして、今回改めて実感したのが、オペラの魅力はやはり「生の声」にあるということ。
歌手の歌声がオーケストラと調和し、劇場全体を包み込むあの感覚は、毎回鳥肌ものです。
特に、今回のような若手歌手のフレッシュなエネルギーが加わると、また新しい息吹を感じられて素晴らしかったです。

オペラをもっと身近に!リーズナブルな公演で楽しむ方法

また、新国立劇場のオペラストゥディオ公演は初めての鑑賞でしたが、リーズナブルな料金でクオリティの高い舞台を楽しめるのは本当に嬉しいポイント。
しかも、中劇場なので舞台との一体感があり、観客の年齢層が比較的若く、オペラパレスとはまた違った雰囲気がありました。
私は、有名な海外の歌手を招聘する大掛かりなオペラよりも、オペラそのものを楽しみたい派なので、こうした若手の才能が輝く場が増えるのはとても喜ばしいことです。

美意識を磨くなら舞台芸術!オペラ、歌舞伎、宝塚…心を豊かにする時間

オペラ、歌舞伎、宝塚、バレエ…これらの舞台芸術は、花と同じように「美意識」を磨く素晴らしいツールのひとつです。
音楽、ストーリー、衣装、舞台装置… すべてが調和し、観る人の感性を刺激します。
KOLMEでも、「美しいものに触れる」ことの大切さをお伝えしていますが、舞台芸術の鑑賞はその最たるもののひとつ。心を豊かにし、視野を広げるきっかけにもなります。

これからも、オペラをはじめとする舞台芸術をもっと身近に楽しみながら、その魅力を伝えていけたらと思います。
皆さんも、ぜひ一度、オペラに足を踏み入れてみてください。
特に「フィガロの結婚」は、ストーリーも音楽も親しみやすく、オペラ初心者にもおすすめの演目です。もしかしたら、あなたもケルビーノに「推し認定」しちゃうかもしれませんよ!

▼今回観た公演についてはこちら 新国立劇場「フィガロの結婚」公演詳細

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この記事を書いた人

KOLME姉。東京都出身。幼い頃より日本舞踊から茶道、華道を習い、日本の伝統美に触れる元・三味線奏者のパリスタイルフラワーアーティスト。責任感が強く面倒見の良い親分気質、思い立ったら即行動の情熱家。好きなものは、美容・宝塚・JALマイル計算。

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