スタイルクラス

“表現”を磨く。花で世界観を編む。

スタイルクラスは、月ごとに設定されるテーマをもとに、
花の色・形・ライン・空間を丁寧に見つめながら、
自分の美意識を“形”として立ち上げていくクラスです。

プルミエクラスで育てた
「感じる力」「好きの感覚」をさらに深め、
その感性をデザインへと落とし込み、
自分らしい世界観をブーケとして表現していきます。

そして、
花に慣れてきた方やブーケ制作に親しんできた方が、
“もう一歩先の自分”と出会うための、とても豊かな時間。

テーマに沿って構成を考え、
色彩や素材の選択に意図を持たせ、
ひとつの作品として「世界」をつくることに向き合う時間は、
思考と感覚の両方を研ぎ澄ませてくれます。

基礎を踏まえた上で、
自由に、しなやかに“自分の表現”を広げていく。
それが、KOLMEのスタイルクラスです。

感性を“形”にする時間

仕事、家庭、誰かのための時間……。
そんな日々の中で、
自分の感覚に耳を傾ける時間が少なくなっていませんか。

花に向き合うこの2時間は、
役割やタスクから少し離れて、
香りや色彩、質感といった感覚の層に
もう一度、深く触れ直す時間。

花材を選び、配置を考え、
一本ずつ重ねていくプロセスの中で、
自分が心地よいと感じるバランスや、
惹かれるトーンが見えてきます。

ふと集中が訪れ、
思考と感覚がすっと揃い、
“自分らしい世界観”が立ち上がってくる。

その小さな創作の積み重ねが、
日々の選択や生き方にも
静かに影響を広げていきます。

このクラスでは、こんな時間を過ごします

① テーマを“感じ取る”

毎月設定されるテーマには、
花材の選び方・季節の空気・色のニュアンスなど、
たくさんの“意味”が込められています。

まずはその背景を共有し、
なぜその色なのか、なぜその質感なのか、
テーマが持つ世界観を言葉と視覚で受け取ります。

テーマを理解することは、
作品全体の統一感や“伝わる美しさ”につながる
とても大切なプロセスです。

② 花と素材を“構成”する視点を磨く

主役と脇役、動きと空間、光と影。
スタイルクラスでは、
花をただ束ねるのではなく、

「どう重ねると美しいのか」
「どこに置くと世界観が生まれるのか」

という “構成(コンポジション)” を学びます。

基礎の延長ではなく、
一歩踏み込んだ“表現のデザイン”に挑む時間です。

③ 心地よさを見つけながら束ねる

説明のあと、実際に自分の手で形にしていきます。

同じ花材でも、選び方・色の重ね方・配置で、
作品の“声”は大きく変わります。

迷っても大丈夫。
手を動かしながら、
どんな色、どんな動きが自分らしいのか、
少しずつ“自分のスタイル”が浮かび上がってきます。

④ 花と“世界観”の対話が始まる

「この重なりは心地いい?」
「もっと自由に流したい?」
「この空間は必要?」

そんな問いが自然と生まれ、
自分の美意識と向き合う“静かで濃密な時間”が始まります。

技術の上に感性を重ね、
自分の世界観を“作品として成立させる”実践の場です。

⑤ 完成と、作品としてのブラッシュアップ

仕上がったブーケを一緒に確認しながら、
色の流れ、質感の対比、構造の安定など、
作品としての魅力を高めるためのポイントをお伝えします。

否定するのではなく、
「さらに美しくなる一歩」だけをお渡しする。
KOLMEらしいフィードバックです。

⑥ 写真に残し、自分の世界観を可視化する

完成したブーケは“その日の自分そのもの”。
写真に残すことで、
自分の世界観がどんな方向に育っているのか
客観的に知ることができます。

撮影は、“自分を知る時間”でもあります。

花と向き合う時間が変えてくれること

花と向き合うひとときを積み重ねると、
表現の幅がゆっくりと広がっていきます。


こんな変化が静かに積み重なっていきます。

1.花と向き合う静かな時間が生まれる
2.“自分の好き”がより鮮明に見えてくる
3.美しいバランスを見つける目が育つ
4. 基礎があるから、のびのびと自由に束ねられるようになる
5. 五感が澄み、感覚の解像度が高まる
6.「こうするべき」から離れ、のびやかに表現できる
7. 呼吸が深まり、心と身体のリズムが整う
8. 迷いが減り、選ぶ力が自然に育つ
9. 花と過ごす時間が、自分を支える習慣になる
10. “自分の感性を信じていい”と思えるようになる

技術の次のステップに進みたくて、
でもガチガチの応用ではなく、
『私らしく表現したい』と思っていた私にぴったりでした。
スタイルクラスご参加者の声

スタイルクラスの3つの特徴

このクラスでは、
テーマを通して花をどのように仕立てるか、その構成を探ります。

テーマを“受け取る”

スタイルクラスのテーマは、季節だけにとどまりません。
歌舞伎の演目、デザイナーのコレクション、
一枚の絵画、音楽、旅先の情景、食べ物の色彩……
Kazukoのインスピレーションから多様に生まれます。
「このテーマで束ねたら、どんな世界が立ち上がるだろう?」
その入り口を一緒に共有し、
花と表現の方向性を受け取るところから始まります。

花と素材を構成する

主役と脇役、動きと空間、色の重なり。
作品の印象を決めるのは“どこに置くか”という構成の力です。

テーマに沿って花材を選び、
美しく見えるバランスを探りながら、
作品に深みを生む“意図ある構成”を身につけていきます。

束ね方の技術だけでなく、
作品として成立させる視点が育つのがスタイルクラスです。

自分らしい表現を見つける

同じテーマ・同じ花材でも、
人によって仕上がるブーケは驚くほど違います。
そこに自然と“その人らしさ”がにじみます。

基礎があるからこそ、
自由に、のびやかに、自分の感覚に従って束ねられる——
その時間こそがスタイルクラスの醍醐味。

「今日はこうしたい」
「この組み合わせが心地いい」
そんな自分の内側の声に素直に従いながら、
唯一の表現が形になっていきます。

Kazukoからのメッセージ

花を束ねる時間は、
技術の上達だけを目的にしたものではありません。

花と向き合っていると、
ふと自分の中に“静かな余白”が生まれます。
その余白の中で、
これまで気づかなかった好みや、
何に惹かれるのかという小さな声が聞こえてくることがあります。

スタイルクラスは、
その小さな“好き”を大切に育てながら、
自分らしい美しさを見つけていくためのクラスです。

正解を探すのではなく、
「これが心地いい」「今日はこうしたい」
そんな感覚にそっと従ってみる。

自由に束ねるという行為は、
実は自分を信じる練習でもあります。
一度決めた選択を受け止め、
その瞬間の自分を肯定していく時間。

花は、そのプロセスを優しく支えてくれる存在です。

ここで過ごす時間が、
日常の選択や、ものの見え方に
少しずつ変化をもたらしてくるでしょう。

あなたの中にある“美しさの種”が、
静かに芽を出していくような時間になりますように。

Kazukoさんのテーマから、自分の感性が広がっていく時間。
同じ花を使っても、皆違う表情になるのが面白い
レギュラーコースご参加者の声

このクラスが合う方

  • 自分らしい花の表現を広げていきたい方
  • 決まりよりも、心地よさを大切に束ねたい方
  • 花の構成や余白の使い方を学びながら、作品としての美しさを深めたい方
  • テーマに沿って花を選ぶ、世界観づくりのプロセスを味わいたい方
  • 自分が惹かれる美しさを知り、美意識を育てたい方
  • 花を通して、日常とは違う静かな集中とクリエイティブな時間を持ちたい方
  • 基礎だけでは物足りず、もう一歩先の自由な表現に進みたい方

プルミエクラスとの違い

クラス学ぶテーマ学びの軸到達点
プルミエクラス花を通して“感じる力”を育てる五感・感性・基礎自分の「好き」や「心地よさ」を知る
スタイルクラス感性を“表現として形にする力”へ磨く構成・美意識・自由な発想自分らしさや世界観を作品として表現できる

どちらのクラスも、花と向き合う中で形を整え、心の中に静かな余白が生まれる時間です。

プルミエでは“感じる力”を育て、
スタイルではその感性をもとに自分だけの表現へと広げていく
それが2つのクラスの大きな違いです。

プログラム概要

  • 内容:テーマ解釈・花材構成・色と質感の重ね方・空間の活かし方・自由な表現づくり
  • 日程:月1回/約2時間
  • 料金:月謝制 19,000円(税込)/単発 23,000円(税込)
    花材費・お茶代込み。
    Kazukoが市場で選ぶ旬の花を使用します。

日常から少し離れて、
花の香りと色彩に包まれる“上質なひととき”を。

はじめての方は体験レッスンからどうぞ。
花とくつろぐ幸福感を、
味わいにいらしてください。

よくある質問


花を習うのが初めてでも参加できますか?

花をアートとして楽しみたい方なら大丈夫です。
スタイルクラスは、テクニックよりも
感性・美意識・自分らしい表現 を大切にするクラスです。

そのため、

  • 「まずは花の扱いに慣れたい」
  • 「正解を教えてほしい」
  • 「基礎からしっかり学びたい」

という方には、プルミエクラスのほうが安心して楽しんでいただけます。

スタイルクラスは、
「これ好き」「この形が美しい」
という 小さな感覚を拾うことにワクワクできる方に、とても向いています。

花の技術よりも、
自分の内側にある“美しいと思う感覚”を使ってみたい方には、
きっと心地よい時間になるはずです。

テーマはどのように決まりますか?

Kazukoのインスピレーションをもとに、毎月テーマを設定しています。
季節に限らず、歌舞伎や宝塚などの舞台・音楽・アート・ファッション・旅など、その時々に心を動かした“美しさの断片”を花で表現するテーマです。

テーマは同じでも、
どう受け取り、どんな世界を感じるかはお一人ずつ違います。

大切なのは、
Kazukoが伝えたテーマを“正解”として捉えることではなく、
ご自身が感じたことを、そのまま花とリンクさせること。

その自由な解釈こそが、
作品に“その人らしさ”を宿してくれます。

レッスンで束ねたブーケを送ることはできますか?

はい、可能です。
ご希望の方には、アトリエで丁寧に箱詰めをして発送いたします。

箱代と送料をご負担いただきますが、ご自宅宛や贈り物としてもご利用いただけます。

お花ができるだけ美しい状態で届くよう、当日中の発送を心がけています。

花とともに、“自分を表現する時間”へ

花を束ねることは、ただ形を作るだけではなく、
自分の内側にある感性をそっとすくい上げる時間 です。

テーマや色を選び、花の動きを確かめながら、
「これが心地いい」「これが私らしい」
と思える瞬間が、必ずどこかで訪れます。

その小さな発見の積み重ねが、
暮らしの中の選択や、美意識の軸を育ててくれる。

スタイルクラスは、
あなたの中にある “表現したいもの” に光を当て、
花というツールで自由に形にしていく場所です。

ここから、
あなた自身の世界観を編む時間が始まります。