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パトロンヌのすすめ

私Kazukoの夢は「“パトロンヌ”になること」です。
最近は実現するように願いもこめて、恥ずかしげもなく公言しています。
するとそれを聞いたほとんどの方に
「えっ?“パトロンヌ”って何ですか?」と質問されます。

“パトロンヌ”とは“パトロン”の女性形です。
(フランス語の名詞はすべて男性・女性どちらかの性を持っているんです)
パトロン、つまりスポンサーとか支援者といった意味ですね。
かつてヨーロッパの貴族が画家や音楽家などの芸術家を支援していた、それそのものです。
もっとも私は貴族とはご縁のない一般庶民ですが……志は貴族そのものです(笑)

Kazukoが見てきた日本の音楽界

ここで少し私Kazukoのことをお話ししますね。
私は8才から長唄三味線を習いはじめ、ずっと邦楽の世界を見てきました。

高校を卒業して進学した東京芸術大学(芸大)では、
まさに「音楽に人生をかけているよう」な人々と出会いました。
邦楽だけでなく、クラシック音楽をやっている友人にも恵まれ、
彼らを通じてさらに広い音楽の世界を見ることができるようになりました。

学生の時分は親がスポンサーなので、みんな割とのん気に構えていたりするものですよね。
でも一歩社会へ出たら、もう親に頼ってばかりもいかなくなります。
親元を離れ独立したら、生活のために「望んでいない仕事」をしなければならないこともあります。
自分の好きなこと(音楽)だけで生活が成り立っている人は、ほんの一握りなのです。

音楽が嫌いな人はいないはずですし、生演奏の良さを知っている人はたくさんいます。
そこでコンサートを自分で企画運営しようとしても、
(コンサートはスポンサーがつかなければ自主運営になります)
「時間がない」「チケット代が高い」「別に聴きに行くほどじゃない」……などの理由で、
実際にコンサートに足を運んでくれるのほんの一握りの人たちだけというのが現状です。

幼い頃からみんなと同じように遊ぶこともなく練習に時間を費やし、
努力に努力を重ね、やっと素晴らしい演奏ができるようになっても、誰も聴いてくれない。
これではちょっと悲しすぎますよね。

日本の音楽家を取り巻く厳しい現実


音楽家はとても孤独な職業です。
腕が鈍らないよう日々のトレーニングは欠かせませんし、
生徒さんのレッスンや演奏の仕事など、目の回るような忙しさです。

そんな状況で誰が来てくれるか分からないようなコンサートを企画するなんて難しいですよね。
本当は自分の演奏を聴いてもらいたいのに、それを実現することができない。
自分が所属している団体で演奏するのが精一杯でしょう。

私が学んだ長唄三味線の世界も同じです。
演奏会を開けばお客様の入りはそれなりにありますが、
基本的には見知った顔……関係者かご贔屓さん方なんですね。
それでも団体組織で運営しているので、なんとか持っている形になっています。

個人で演奏会をやろうと思ったら、会場費や助演の方へのギャラは
自腹で払わなければなりません。
切符が売れなければ赤字です。
そこまでのリスクはなかなか負えませんよね。

KOLMEが考える“パトロンヌ計画”

私Kazukoは普段から、時間の許す限りコンサートへ行くようにしています。
そのときもなるべく興味のありそうな方に声をかけ、
一人でも多くの人に足を運んでもらえるように心がけています。
コンサートへ行けば純粋に演奏に感動しますし、
もしかしたらその後の人生を左右するきっかけになるかもしれません。

さらにコンサートに行くことは、金銭的にもモチベーション的にも
演奏者の方の後押しにつながっていると信じています。
つまり私たち聴衆が素晴らしい演奏者を支えているのです。

そこでKOLMEでは素晴らしい演奏者、ひいては日本の音楽文化を支援する
“パトロンヌ”を目指したいと思います。
もちろん今のKOLMEではスペースの関係上、
演奏できる楽器が限られていますが、
むしろKOLMEの小さなスペースだからこそ、演奏者の奏でる音楽を
間近で聴くことができる贅沢な時間を過ごすことができるはずです。

まずは、できるところからコツコツと“パトロンヌ計画”を進めていきます。


KOLMEで第一回目のヴァイオリンコンサートを開催します。
>>>KOLMEパリ祭 2017 ヴァイオリンコンサートのご案内

個性的なヴァイオリニストのご紹介です。
>>>KOLMEパリ祭 2017ヴァイオリンコンサート・森里子プロフィール

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>>>美しいもの好きは歌舞伎に行くべき

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